【2019年度カタログが完成いたしました】

【2019年度カタログ】


2019年度製品総合カタログの表紙デザインは京都大学大学院理学研究科 助教 小林 未知数先生のご厚意にて制作いただきました。


~コメントをいただきました~
「量子流体の乱流シミュレーション解析における量子渦の可視化」
量子力学とは原子・分子などのミクロなスケールの現象、あるいは高エネルギーの現象を記述する物理学として知られていますが、量子力学で記述される現象が、マクロなスケールで現れるような流体は量子流体と呼ばれ、絶対零度近傍まで冷やされた液体や気体、あるいは質量の高い星の中心などの高密度な液体で実現されます。


量子流体では渦が紐のような実体のある構造となり、例えば乱流中において渦を実際に見ることができるため、乱流研究における、特に渦構造の解析に量子流体の乱流の解析が役に立つと期待されています。
また、量子流体は構成する原子の情報を渦の性質に反映することがあり、その一例として複数の異なる種類の渦が現れることがあります。異なる種類の渦は、乱流中において本当の紐のように絡まることがあり、巨大な網のような構造を形成することも予想されています。


本研究には量子流体乱流のシミュレーションを行う際にリアルコンピューティング社のラックマウントサーバーを複数用いて、大規模なOpenMPI並列計算を行っています。


計算が長時間になるほど計算機の故障は大敵となるのですが、当サーバーはほとんど故障したことがなく安定して動作しており、安心して計算を行うことができています。


営業:T

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